【相変わらずマイペースなAくん】
とある小学校で、発達凸凹専門支援員をやってます。
昨年からターゲットにしているAくんは、当たり前ですがやっぱりマイペースです🤣
でも去年と違うのは、とにかく先生が怖いということ。
だからピリっとして、行動も少し早くなりました。
教室を飛び出すこともほとんどなくなりました。
ただ、頻繁に叱られるので、よく泣くようになりました。
ただでさえ体力がないのに泣くので、疲れ切って授業中寝てしまうことも😣
先生はただただ一生懸命です。
彼に何とか遅れさせないように、そして周りの子に迷惑がかからないように、
叱るのです。
きっと彼のためを思って、愛情込めて語りかけているのだと思います。
でも…。
この姿は私がかつて長男を追い込んでいた姿と重なってしまうのです。
客観的に見ていると、残念ながら
「私、君のこと嫌い」
「もういい加減にして」と聞こえるのです。
残念なことにAくんは、「先生僕のこと嫌いなんだな」としか受け取れていない気がします。
彼はまだ、自分を見つめる段階には至っていない。
もちろん他の子を観察するなどあり得ない。
ただ傷つき、近い将来自分はダメな奴だと思ってしまう可能性が高い。
そうなってしまったら、本当に本当に大変です。
これこそ発達しょうがいと言われる不適応状態に陥ります。
学校が彼の特性をいかに認めて、クラスとの調和を図っていくか。
彼には自分を嫌いにならないで欲しい。
「なぜ、さっき先生があー言った方言うとね…」
説明しても今は耳を塞いでしまうだろうけど、いつか耳を傾けてくれるように、日々温かいやりとりを続けていくほかない。
そして今日も小さな浮き輪を投げ続ける。
今日も支援は続く…