【昨年ハサミを持って暴れていたB君のその後】
とある小学校で発達凸凹専門支援員をやってます。
日々の支援の中で感じたこと、考えたこと、伝えたいことをつれづれに綴っています。
昨年キレてハサミを持って暴れたり、椅子を持ち上げて投げたり、教室から飛び出したりしていたBくん。
嬉しいことに、2年生になって大きく変化をしました。
とても穏やかになり、私にも頻繁に話しかけてくれます。
友達とも仲良く遊べるようになりました。
瞬間湯沸かし器のように、すぐにキレた性格は別人のようです。
何故なのか。
私の独断ですが、彼と話していた中で、お父さんとの関係に問題があるようでした。
「父さんがあれもダメ、これもダメって言って、ゲームも買ってくれない」と怒っていました。
どうやら家庭では、お父さんがとても厳しい教育をされていたようです。
その時の担任の先生は男性で、歳の頃も彼のお父さん世代でした。
先生はとても優しい先生でしたが、男性だけあって怒ると大きな声を出します。
おそらく家で締め付けられ、初めての環境の学校でもお父さんの影を先生に見てしまい、息抜きができなかったのではないかと思いました。
それが2年になってお母さん世代の女性の先生になりました。
この先生の方がよほど厳しいのですが、彼にとっては相性があったのかもしれません。
そして、1年生の時の荒れ具合をご家庭でも受け止められ対応を変えられたのかもしれません。
1年の時には乱れていた服装や髪型も、すっかり治りました。
勉強にもしっかり向かえるようになりました。
何がすごいって、分からないことをちゃんと相談できるようになったこと💮
凸凹のある子にとって、誰かに助けを求められること、相談できることはとても大事なスキルです。
彼の大きな成長が見られてとても幸せです😊
彼のように、なるべく年齢が低いうちに家庭、学校が一体になって支援に入れると効果が高いと思いました。
そして今日も支援は続く…