小学校支援員ねずママ子ども成長応援日記♪

現役特別教育支援員の小学校通常級での支援記録です。

保育士資格に挑戦!

とある小学校で、発達凸凹専門支援員をやってます。

 

今年の春、コロナ禍もあって思い立ち、保育士試験に挑戦することにしました。

なのでしばらく勉強が続いたのでブログから遠ざかっていました😅

もちろん支援員は相変わらず続けています。

昨年入ったクラスに今年もお願いして入らせていただいてます。

 

なぜ、50歳にも手が届こうという今になってわざわざ保育士?、と我ながら思うのですが😆

支援員をしていると、「この子達は一体今までどうやって育ってきたんだろう?」って思う場面が増えてきたからです。

保育園や幼稚園ではどんな生活だったのか分かれば、小学校とどんな違いがあるのか、どんな支援が必要か分かるんじゃないかなって思ったので、

無謀とは思いながらも、いっちょやってみるか!という気持ちになったわけです。

 

約半年間勉強してみて、少なくとも保育園は発達凸凹の子たちは充分認められて、理解されているんだろうなということがわかりました。

保育士さんは養護と教育を一体的に行うことを理念にしていて、特性を重視した個別支援が当たり前に行われているからです。

 

保育士さんたちの力によってたっぷり受容されているからこそ!

実は保育園では特性が目立ちにくいのかもしれません。

だから小学校に入ると、いきなりの激流。狭すぎる枠組みに流し込まれます。

そこで初めて、ついていけない、はみ出す、感情がコントロールできないなど、集団に適応ができない子が続出してしまうんです。

で、そういう子たちは問題児扱いされ、病気なんじゃないかと疑われ、怒られまくります。

そりゃ学校にも行きたくなくなるでしょう😣

 

思い返せばうちの長男がドンピシャだったのです。

 

初めての個人懇談で、

「息子さんは一日中授業を聞いていませんよ」と言われて唖然としたことを思い出します。

 

保育園ではなんら問題もなく卒園できたのに、小学校では奈落の底に落とされた気分でした。

 

まだ保育士には合格をしていませんが、ひとつ見えてきたことがあります。

今たくさん問題にされている発達凸凹というのは、困った子たちが昔よりたくさん増えたというより、

古い観念や常識に縛られている、特に公立の小中学校の旧然としたシステムと社会とのギャップで余計に生み出されてしまっている問題なのではないかと。

 

私の出会った先生たちはみなさんとても真面目で一生懸命です。

社会でモノになる人間に成長させようと、日々頑張っておられると思います。

ただ、私は一般社会で20年働いてきて

思いますが、もう先生たちの知っている社会ではなくなっているのではないでしょうか。

先生というより文科省とか教育委員会とか教育システムを作っている人たちの問題なのかもしれません。

良い大学に入って、大きな企業に就職すれば一生安泰なんて、もはや幻想です。

ただ会社に言われたことを黙ってこなす人間では、もう社会では通用しないと思います。

なのに学校はその安全?ルートに進ませるために、必死で子供達を追い立てているようにも見えます。

小学校に入学すると、

「もう○年生だよ💢

そんなことも1人でできないなんて恥ずかしい💢

甘えないの💢

自分で考えなさい💢

なんでわからないのっ💢」

大人に向かっては言わないようなキツい言葉を一日中浴びせられる子供たち。

心からその子たちの将来を憂います。

 

ただ、これはまだまだ経験の浅い私の偏見なのかもしれません。

まだまだ分からないことがたくさんあるんだろうなとも思います。

 

支援員を初めてもうすぐ2年。

日々無力感に襲われながらも、

そんな理不尽に怒られまくっている子達に、せめて小さな浮き輪を投げてあげたい。

学校でわずかでも緊張がほぐれる時間、一息つける時間を共有できたら。

そんなことを思いながら、

支援を続けています。