小学校支援員ねずママ子ども成長応援日記♪

現役特別教育支援員の小学校通常級での支援記録です。

通常級と支援級、どちらを選ぶか。

とある小学校の通常級で発達凸凹支援員をやってます。

日々の支援の中で感じたこと、考えたことをつれづれに綴っています。

 

先日、初めて支援級のヘルプに入りました。

その時のクラスの人数は、1年生1名、4年生4名、5年生2名でした。

 

1年生はまだオムツを履いていましたし、ダウン症で他の子の製作物を唐突に壊してしまう子、かと言えば一見通常級の子と全く変わらないコミニュケーションを取れる子が同席していました。

おとなしい高学年の子はずっとタブレットで個別学習しているのですが、先生一人でこれだけ幅広い支援をするのは大変だなぁと思いました。

 

ただ一日通して見ると、みんな割と先生の指示を座って聞いているのです。

そして聞いたことに対して意見を言ったり、しっかりと反応していました。

もちろん、たまたまこのクラスのケースということではありますが。

 

普段通常級で、先生の指示を全く聞いていない子や、学習に全くついていけていない子たちをたくさん見ていて、通常級と支援級の一体何が違うのか、と思ったほどです。

 

たしかに支援級に入れば、人数的にはより手厚い加配を受けられると期待します。

しかし、その時に同じクラスに同席する子の支援の必要度合いによっては、先生の手が回らず、思っていたほど支援は受けられず、学習も学年ごとのカリキュラムが受けられなくて放置の状況にもなる可能性があるなと感じました。

 

支援級と通常級を選ぶ際には、そのクラスに入った場合、どんな支援が受けられて、どんな学習がしづらくなるのか、メリットとデメリットをきちんと見極めることが大切なんだと思いました。

そして最も大切なことは、子供は刻々と成長するわけですから、大人側、学校側が柔軟に環境を整えてあげられたらベストだと思います。

 

私の勤務する自治体には通級指導がありません。

息子は通級指導教室を利用して、通常級でのストレスのガス抜きが出来ていますので、クラスを行き来できるのは良いシステムだなぁと思います。

大きな自治体でも、早く柔軟な考え方が浸透したらいいなと思いました。

 

明日も支援は続く…