コロナ不安で学校に行けない子供たち。
とある小学校の通常級で発達凸凹支援員をやってます。
日々の支援の中で感じたこと、考えたことや伝えたいことをつれづれに綴っています。
昨日勤務の小学校で、高学年のクラスが8人休んでいるという話を聞きました。
理由はみんな「コロナ不安」。
何を隠そううちの息子たちも、夏休みが明けて登校しぶりがあり、隙あらば休んでやるぞオーラが半端ない😞
イヤイヤ学校に行ってる子も含めると、ものすごい数の子供たちの心に、この窮屈で閉塞感のある社会状況が影響しているんじゃないかと思います。
そもそもどうしてそんなに学校が嫌なのか。
それはいろんな理由があると思いますが、学校で支援をしていて気づいたことがあります。
担任の先生によってクラスの雰囲気が大きく異なり、子供たちの表情もまったく違うことです。
①全体的にゆるい雰囲気で、いつも騒がしい。みんな先生にどんどん言いたいことを言いに行くし、喜怒哀楽も多いクラス。
②なんだかピリついていて、放課も静か。先生や周りの顔色を伺いながら不安げな子や他人を注意したり、責める子が多いクラス。
学校では①の方がケンカなどの騒ぎが起きやすく、先生に怒られる回数が圧倒的に多いように思います。
学校の担任の先生に対する評価としても、①は「コントロールできていない=支援が必要」とされているようです。
でも実は、②のクラスの方が休む子が多く、こういうクラスこそ支援が必要なのになぁ…と私は思っています。
しかしこういうクラスに限って、担任の先生が支援員を必要とされないことが多いのです。
一見静かで落ち着いたクラスなので、管理職の先生が介入することも少なく、大量に子供が休んだとしても、クラス自体に問題があるとはあまり考えられないように感じます。
職員室で話を聞いていると、
「あの子は家庭がああだから」
「ちゃんと面倒見てもらえてないから」
「甘やかしすぎなんだよね」
家庭に原因があるから学校に適応できないんだという声をよく耳にします。
もちろんそういう家庭もないとは言えません。
でも子供は、家庭が嫌で問題があるならむしろ学校に来たがるのでは?
そして、帰りたがらないのではないでしょうか。
うちの次男も以前学校に行けない時に、「人が怖い」と泣いたことがありました。
そのクラス独特のいたたまれない「空気」「ピリついた雰囲気」こそが、不登校や登校しぶりを生んでいるケースもあるんじゃないかなぁと感じています。
こういうクラスの子達には、直接支援には行けなくとも、なるべく声をかけたり、笑顔を向けることで、何か少しでも役に立てたらと思っています。
明日も支援は続く…