【子供はよく見ている。】
とある小学校の通常級で発達凸凹専門支援員をやってます。
日々の支援の中で感じたこと、考えたこと、伝えたいことをつれづれに綴っています。
昨日の給食の時間のこと。
いつもサポートをしているA君が先生にひどく怒られました。
パイナップルが食べられなかったからです。
給食の時間が終わって掃除が終わっても机の上に置かれたまま…
A君は泣きながら床を雑巾で拭いていました。
何があったのか分からずにいると、A君は私の横に来てまた泣きだしました。
もう話せる状態ではありませんでした。
すると、普段はA君をからかっているある男の子がやってきてこう言いました。
「Aは悪くないよ。水筒を倒してお茶を床にこぼしたのは先生なんだから。
だから謝る必要ないんだ。
オレはAが先生に言い返しているのを見て、心の中でもっとやれ!って応援してたんだ。
オレ、心ではいつも先生に反抗的なこと思ってるよ」
うぅ…涙。
孤立していると思っていたA君には、こんな仲間がいるんだと。
子供たちは、先生や大人の一挙手一投足をしっかり見て、ちゃんと理解している。
小さな子だからと言ってけして侮ってはいけないのです。
彼らは大人が思う以上に色々見て聞いて感じているのです。
ここまで書くと先生が悪者になってしまうかもしれませんが、先生が厳しいとクラスが団結したり、助け合ったりするのかもしれません。
あえて厳しくしてる?とも思うほどです。
集団を一斉指導するということは、それほど難しいことなのだと思います。
先生も悩んでいるのかもしれません。
いっぱいいっぱいなのかも。
子供たちの健全な教育のために、まずは先生方の負担が少しでも軽減されることを願うばかりです。
日々悩ましいことが起こりますが、A君のような傷ついた子達の気持ちが少しでも和らぐように、
今日も支援は続く…