【キレてハサミを持ち出すBくんのこと②(小1)】
怒りスイッチ💢が発動すると机の中のものを全部床に落としたり、
椅子を振り上げたり、殴りかかったりしてしまうBくん。
気分が落ち着いている時、授業が始まってもお絵描きをやめられないBくん。
初めは近づいて刺激になってしまうのがちょっと恐くて、距離をおいて見ていました。
彼も「お前、誰だ」的な反応だったので、これはまず、私を信用してもらわなければ近づけない、と感じました。
ということで、まずは彼が怒られて飛び出した時にはかならず後を追いかけて、横に座りました。
そして、怒られたこととはまったく関係のない声かけをしました。
会話の中から、彼が今何に興味を持っているのか知る糸口を探せたらと思いながら、なるべく気持ちが和めばいいなと🙂
先生方には、サボりを助長してると思われるかな…とちょっとドキドキしながらでしたが、私が先生と同じ"指導"をしたって意味ないじゃん。
何かキーワードがないか耳を済ませていると、彼から「仮面ライダーゼロワン」の話が出てきました。
これだ!と思い、そこからはゼロワン研究まっしぐらです🧐
テレビを見たり、ネットを見たり、登場人物やあらすじを覚えたり。
私は昔から弟が2人、息子も2人なので男子モノには元々強いのです😊
それが功を奏して、Bくんとの会話もだんだん盛り上がれるようになりました👍
しかしこうなるまでに数ヶ月…
時間かかりすぎだし😖
まだまだ経験不足です。
ある日、それを思い知らされる出来事がありました。
我が校の教務の先生が、Bくんを心配して見に来てくれた時のことです。
以前先生の指示が聞けないAくんが一瞬で激変した、あのシビれた先生です。
またもや先生が横に座ると、
Bくんは一瞬にして、ビシっと姿勢良く授業に向かう生徒に変身しました。
なになにーー‼️😱
先生、一体彼に何を言ったの⁉️
耳を済ませていると、決して褒めてまくっている訳でもなく、彼に喋らせている訳でもなく、淡々と指示をしているのです。
ただ、その指示の仕方はとても分かりやすく、理由をきちんと話されています。
きっとまだまだ私には分からない"何か"があるのだと思います。
先生のような目標が近くに見つけられた私はとてもラッキーです☺️
これから子供たちももちろんですが、先生も観察させてもらおう❗️
支援は今日もつづく…