小学校支援員ねずママ子ども成長応援日記♪

現役特別教育支援員の小学校通常級での支援記録です。

【集団行動が苦手なAくん(小1)】との出会い

とある小学校で発達凸凹専門支援員をやってます。
 
【集団行動が苦手なAくん(小1)】との出会い
 
初めて彼に会ったのは約1年前。
話しかけても目が合わないなぁ、
彼の中に私の存在がないなというのが
第一印象でした。
どこかふわふわしていて、先生の指示も
周りの子の話もなかなか聞けません。
なので、クラスのみんなよりもいつも行動が大きく遅れます。
先生が喋っていても、自分のタイミングで話したいことを話し出します。
思い通りにならないことがあると、泣きながら廊下に飛び出していきます。
階段を1段ずつゆっくりしか降りないなど、体の使い方にもぎこちなさがありました。
 
教頭先生からは、この子の様子を見てほしいが、他の子供や保護者にあからさまに分からないよう、クラス全体を支援するよう指示がありました。
最初はそれとな~く近くにいて、指示についていけてないなぁという時に声かけをすることから始めました。
 
まずは彼に私の存在を気づかせること。
そして信用してもらわないと❗️
ということで、休み時間などに彼の好きなこと、好きなもの話をしながら、彼の言動を徹底的に観察しました。
 
好きなものはマリオなんだね。
好きな食べ物はパスタ。
お母さんがお昼に作ってくれるんだ。
スイミングと英語とプログラミングを
習ってるのか。なるほど。なるほど。

たくさん話をするうちに、だんだん彼とお近づきになっていきました。
そして、いつしか彼の方から私に話しかけてくれるようになっていきました。

たぶん警戒が解けてきたのでしょう。
よーし、いい調子!
ではいよいよ次のステップへ!
 
支援は今日も続く…