小学校支援員ねずママ子ども成長応援日記♪

現役特別教育支援員の小学校通常級での支援記録です。

【頭が良い子って。】

とある小学校の通常級で発達凸凹専門支援員をやってます。

日々の支援の中で感じたこと、考えたこと、伝えたいことをつれづれに綴っています。

 

頭が良い子って、学校ではテストの点が軒並み高いって見えがちですが、子供たちを見ていると、とても面白いなぁと思います😊

 

瞬発的な計算は抜群に速いのに、国語の作文になると全く書けない子。

漢字はたくさん覚えているのに、足し算を指で数える子。

読み書きは拙いけど、アイデア抜群の子。

この分野は秀でているけど、別の分野ではサッパリという子たちがかなりいるんだなと。

もちろん私の幼少期のように、どの教科も中くらいという子もいるとは思いますが😅

 

でも小学校は千差万別な子供たちがいます。

それなのに、みんな同じスピードで、みんな同じくらい理解しないといけない。

そして、できていることよりも、できていないことがクローズアップされがちな気がします。

 

「みんな一緒でなければ」「平等でなければ」というカリキュラム編成や先生たちの意識がまだまだ強いのかなぁと感じます。

 

九九は2年生の間に絶対に覚えなければ!ではなく、子供によっては3年生で覚えた方がすんなり覚えられるかもしれない。

1年生でも充分理解できて覚えられる子もいます。

 

学習についていけない子達を見ると、教科によっては1〜3年生をいくつかのクラスに分けて、自分に適した授業が受けられるようになったらいいのになぁ、とか、4〜6年がまぜこぜだっていいじゃないかなんて思ったりもします。

 

あと、インフルエンザなどで長期休んでしまった子は、そこのカリキュラムがすっぽり抜け落ちたまま学年が変わってしまうこともあるけど、下の学年の該当の授業は出られるとか。

 

頭の良いお役人の人たちが、もうちょっと柔軟なシステムを考えてくれたら、

分からなくてそのままスルーされてしまう子達は減り、勉強のできる子はもっと伸びるような気がします。

平等や公平を履き違えていないか、ということです。

 

あ、私立では当然行われていることなのかもしれませんが😭

 

柔軟にできない大人たちのせいで、子供たちの学びの機会が失われたり、減ったりしている現状を見るにつけ、大人になって問題行動を起こしてしまう人を対応するのは至難の業なのだから、子供のうちにもっと対応が必要だなと思う今日この頃です。

 

今日も支援は続く…